平成21年1月16日(金)・17日(土)


三重県多気郡多気町
「ふるさと村」 高校生(県立相可高校 食物調理科)のレストラン
大繁盛の「まご(孫)の店」
市議会 経済常任委員会 行政視察

ふれあいが育む地域力

「おばあちゃんの店」について

 昭和59年、地域住民が生き生きと働ける場所を創出することを目標に多気町が建設した「五桂池ふるさと村」。その一角、事務所の軒下から「おばあちゃんの店」は始まった。当初は無人のような形だったが新鮮な野菜等が人気を呼び、平成11年に現在の店舗が誕生。ますます多くの人々で賑わっている。

 品数も徐々に増え、約320軒あまりの地元農家が並べる野菜の他に手づくりの加工品や生花、種なども販売するようになった。買い物中にも畑から搬入される新鮮さに加え、作り手の顔が見える安心感も魅力。販売スタッフや生産者にとっても、お客さんから調理方法や野菜のつくり方を聞かれたり、逆にレシピやさまざまな情報を教えてもらうというやりとりが楽しいという。

 特産物を買って満足そうなお客さん、商品が売れて嬉しそうな生産者、和気あいあいと働く販売スタッフ、食材を買いに来る「まごの店」のハツラツとした高校生・・・。さまざまな立場、さまざまな年代の人がここで笑顔を交わし合う。

 地区による運営というユニークなシステムで、地域経済に潤いをもたらしている「おばあちゃんの店」。そこは、人々のふれあいを育み、その中から生まれる地域パワーの発信基地でもあるのだ。


真心で胸もおなかもいっぱいに

「まご(孫)の店」について

 多気町にある県立相可高校では3時30分以降、高校生がシェフに変わる。彼らは、文部科学省による高度な先端技術や伝統工芸を取り入れた教育をすすめる専門学校を支援する「目指せスペシャリスト」事業の指定校に選ばれている食物調理科の生徒達。

 生徒たちに外の世界を体験させようと、イベントに出店したことをきっかけに、産官学が連携し、ふるさと村にレストランを開いた。

 店名は、おじいちゃん・おばあちゃんから見たら、まご(孫)の様な高校生が運営することから「まごの店」と命名。

 店では仕入れから接客、販売、経理までを生徒だけで行う。店の営業中、彼らが見せる表情は真剣そのもの。お金をもらい料理を提供するという経験を積むことで、責任感、食べることの重大さを感じるようになったという。そんな彼らの姿に影響され、学校全体も遅刻・欠席の減少、あいさつを自然と行うようになる等、成長を遂げた。

 先生曰く、技術はまだまだ。しかし、料理への情熱、お客さんを想う気持ちはプロにも負けていない。働くことの厳しさを実感しながらも、お客さんの「おいしい」という声や同じ道を志す仲間、丁寧に指導してくれる先生に囲まれて成長する彼らの力は確実にまちを支える力になっている。
● 営業日は、学校の休みの日
  (土日祝、春・夏・冬休みなど。テスト前などは、臨時休業。)

● 午前11時から営業 1日 250食限定
  開店時間と同時に、当日分 終了となっている。

● 放課後のクラブ活動のようなものである。

● 多くのマスコミに取り上げられており、大きな効果が生まれている。
  映画化したいという話もあるようだ。



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