本会議における質問及び答弁


平成18年第4回定例会 議事録


○(川西忠信議員)(登壇)
 合併による特例選挙で安富選挙区の代表として議員となり7ヵ月が経過いたしました。わずか1年間という短い任期ではありますが、合併後の大切なこの時期に質問の機会をいただきましたことにまず感謝申し上げるところでございます。

 特例選挙による旧町の代表であるという立場で、安富町に関連する以下6項目についてご質問をさせていただきます。
 宍粟郡との強いしがらみがある中、未来をかたく信じ、姫路市との合併を多くの町民が望みました。安富地域の住民が夢と希望が持てるようなご答弁をお願いいたします。
第1問、安富ダム以北、鹿ヶ壺周辺のいやしの里「森林浴公園構想」についてであります。

 やすとみグリーンステーション鹿ヶ壺は、雪彦峰山県立自然公園の山懐に抱かれた自然豊かな地域にあり、県指定名勝「鹿ヶ壺」や大カツラの木を初め、大落としの岩場、三ヶ谷の滝、千畳の滝、千畳平などがあり、日本三彦山の一つ、雪彦山への登山道へとつながっております。

 旧町での鹿ヶ壺周辺整備の経緯を振り返ってみますと、まず昭和60年に新林業構造改善事業の地域指定を受け整備に着手し、その後、平成4年に林業山村活性化林業構造改善事業、生活環境保全林整備事業、環境林整備事業、辺地対策事業、自治振興事業等により、平成6年ごろまでに体験交流センター、コテージ、オートキャンプ場、バーベキュー棟、遊歩道、駐車場などの整備が進みました。森林においては、約127ヘクタールの面積をエリアとして指定を受け、除伐、間伐を行うとともに、山桜、トチなど約40種、9,000本の植栽と多彩な森づくりへの整備が行われたところであります。

 また、平成8年には、財団法人しそう森林王国の設立に参加し、安富ダム以北の430.9ヘクタールを森林王国安富ミニ王国の拠点エリアとして、都市住民との交流を通した地域の活性化に取り組んできたところでもございます。

 また、新市建設計画においても、安富ダムから鹿ヶ壺、雪彦山周辺については、「地域振興拠点として文化、観光、レクリエーション等の充実を図る」とされております。そこで、以下によりお尋ねいたします。

 まず1点目、青少年の野外活動、体験学習並びに生涯学習としての利活用について質問いたします。

 現在、市の担当窓口は生涯学習課の青少年センターとなっております。青少年の健全育成やさまざまな年齢層の体験学習に鹿ヶ壺周辺を利用することが考えられると思いますが、生涯学習部としては、具体的な利活用についてどのようにお考えなのでしょうか、お尋ねいたします。

 3ヵ所の野外活動センターと鹿ヶ壺周辺との関連はどのようにお考えでしょうか。また、違った利活用の方策があるのではないかと思いますが、いかがお考えでしょうか、お尋ねいたします。

 2点目は、安富ダム以北、鹿ヶ壺周辺一帯をいやしの里「森林浴公園」として再整備されたいについて質問いたします。

 前段で申し上げましたように、鹿ヶ壺山荘、コテージ、オートキャンプ場、遊歩道、駐車場、森林などの整備や植栽は、昭和60年から平成6年ごろまでに行われたものであり、これら施設全般の維持管理面や、より魅力ある地域とするためには、オートキャンプ場やグレードの高い宿泊施設、新たな登山道など、時代に即した再整備が必要であると思います。

 また、安富ダム以北の山全体をエリアとしてとらえる中で、もみじの山やツツジの山づくり、イチョウ並木など、特徴のある美しい、しかも、楽しい山づくりや周辺景観の実現が地域全体の魅力アップにつながるのではないかと思うところであり、エリアの散策、山登りなどを通じた「森林浴」が市民の心身のリフレッシュや健康づくりにも大いに役立つものと期待するところでございます。

 このような森林浴公園関係整備に向けては、国においても補助事業があると聞くところでもございます。そこでお尋ねいたします。

 この地域における観光施設、市民のいやしを満足させるレクリエーション施設の充実や山林の整備について、安富ダムも観光資源であるということを念頭に、新市建設計画に基づいて調査研究の着手を求めたいと思いますが、今後についてのご所見をお聞かせください。

 3点目、関係施設、関係者の窓口の一本化、体制のあり方について質問いたします。

 現在、県指定の名勝「鹿ヶ壺」そのものは、埋蔵文化財が担当され、鹿ヶ壺山荘、コテージ、キャンプ場の管理は生涯学習課の青少年センターのもとで指定管理者が行っております。森林の整備や遊歩道の改良工事などは、産業局内の農林整備課の所管とのことであります。エリア全体の管理のあり方を考えたとき、縦割り行政の難しさを感じるところでもございます。

 また、「鹿ヶ壺」を有する関地区は、安富町の最北端に位置し、市役所や青少年センターからの距離は約40キロ前後になるかと思います。地元地区や地権者との関係、並びに安富地域住民の期待、長年にわたる鹿ヶ壺周辺整備や観光施策への過去の経緯や課題、そして現状を踏まえると、旧町時代に管理職が在籍する安富地域事務所に一定の役割を担わせるなど、各関係者間の調整、相談や情報提供などの窓口の一本化、再生が必要ではないかと感じているところでございます。市の機構のことであり、難しい面があろうかと思いますが、現状についての課題をどのようにとらえられているのでしょうか。また、よりよい対応策を求めたいと思いますが、ご見解をお示しください。

 4点目、多面的な支援策について質問いたします。

 ことし7月の豪雨による災害時には、顧客の安全確保を優先せざるを得ないということで、最終的に市の指示によりすべての営業の一時閉鎖に踏み切ったと聞いております。これまでに経験のない要因による営業の閉鎖は、指定管理者に大きなダメージを与えたようであります。

 施設運営にかかわっているスタッフは、鹿ヶ壺周辺の観光交流拠点づくりや各種イベントにボランティア的に関与されてきたかつての森林王国安富ミニ王国の閣僚メンバーなどが中心であります。

 長年にわたる貢献度や経緯、そして町内各方面から支援の声を耳にするにつけ、現スタッフによる営業の継続は多くの町民が望むところでございます。今後、営業の継続に向けての市による多面的な支援策とともに、関係者の頑張りが求められるところでもございます。営業の休業補償を含め、委託契約のあり方の検討など、多面的な支援策が必要であると考えますが、当局の考え方を具体的にお示しください。

 地域の活性化に向け明るい展望を共有できますことを期待して、鹿ヶ壺周辺整備関係についての質問を終わります。
第2問、安富地域の都市計画区域指定のあり方と土地利用について質問いたします。

 安富地域の概要と現状を少し述べた上で質問に入りたいと思います。安富地域は、町有面積のうち、約90%が山林であり、そのうち、約50%が保安林指定されております。また、わずかな平地のうち、農地の約90%以上は圃場整備事業が完了し、そのことにより農用地指定がされております。また、北小学校校区は、山村振興地域や一部地域は辺地にも指定されております。旧市内と比較して、地域特性に相当な差異があると認識しているところでございます。

 なお、平成15年5月に旧町が行った市町合併に関する住民意識調査結果を見てみますと、地域の活性化に必要な取り組みや合併後のまちづくりに対する要望の上位には、新しい産業や工場誘致を行い、雇用の確保と若者の定着を図ることとともに、環境を保全し、豊かな自然の中で暮らせる町が上位にあります。自然環境の保全と工場誘致や若者の定住促進など、地域の活性化策の両立を望む住民の願いがあらわれております。

 姫路市との合併により、地域のイメージアップや存在観の向上による活性化を期待する声も多くありました。

 旧宍粟郡5町の中で、数年前までの十数年間にわたり唯一人口増加が続いたことや、数社の企業進出により地域にさまざまなよい波及効果があったことなどを評価する思いを住民が抱いていた結果であると思われます。

 それでは、都市計画区域の指定についてお尋ねいたします。

 合併協議での調整の内容及び課題としては、都市計画区域指定に関する調査を行い、地域の実態を把握した上で、平成20年度に予定されている次回線引き見直し時までに方針を決定するとなっております。

 安富地域住民は、これまで都市計画関係の学習の経験がありません。知識や心構えもないのが現実であろうと思われるところでございます。なぜ区域指定のあり方に関する検討が必要なのかなど、情報提供や意向調査、並びに手続は丁寧に進める必要があると考えるところでございます。以下4点について具体的に質問をいたします。

 1点目、姫路市の役割としてはどのような内容になるのでしょうか。また、県の役割もあわせてお示しください。

 2点目、住民説明や住民からの意見聴取などは、具体的にどのような方策で実践されるお考えか、また、その時期はいつごろになるのでしょうか。

 3点目は、区域指定のパターンについて4項目に分けて質問いたします。

 1.都市計画区域内の用途地域の指定や市街化区域、市街化調整区域の線引きを行う場合などのパターンにはどのようなものがあるのでしょうか。

 2.市としての現時点での考え方は指定ありきなのでしょうか。現状のままで都市計画区域を指定しない方法も選択肢となり得るのでしょうか。

 3.市にとって望ましい指定のあり方があるとすればどのような指定なのでしょうか。

 4.見直しの時期は平成20年に予定されている線引き見直しとあわせて行うことになるのでしょうか。平成20年以降の次の見直し時期まで現行どおりという選択肢は考えられないのでしょうか。

 4点目、区域指定によって影響はどのようなものが想定されるのでしょうか。土地利用や税の関係も含めて、現在の無指定区域との差異の主なものをお示しください。

 以上、お尋ねいたします。
第3問、企業誘致関係についてであります。

 まず1点目の旧町が関与した工場用などの土地利用について質問いたします。

 安富町内には、3,000平方メートルから3万平方メートルの土地が数件、工場用などを目的とした民間企業所有の造成済み、あるいは未造成土地があります。現在は、社会経済情勢の変化や企業の都合により、売却の意思をお持ちの企業もあるようでございます。これら土地のうち数件は、企業による買収時や進入道路整備などにおいて、程度の差はあるとしても、旧町行政が関与し、地域住民の理解や協力を得てきた経緯があります。それだけに地域住民は、これら土地の利活用や所有権の移動に大変関心を持っているところでございます。

 旧町時代には、担当者が定期的に土地所有企業と面談し、土地利用についての意思確認をしてきた経緯もございます。過去の町行政の関与を考えますと、企業の今後の利用計画、考え方などを直接面談の方法で意思確認を市で行う必要があると考えるところであります。

 なお、売却時には、公害のない企業への売却は当然でありますが、地域住民への説明、同意など、売り主としての責任も果たしていただくよう協力を求める必要もあると思いますが、市の考え方をお尋ねいたします。

 2点目の企業誘致と地域の活性化について質問いたします。

 姫路市との合併選択時の動機や合併による効果、期待することの上位には、地域のイメージアップや存在観の向上による企業進出を期待する多くの町民の声がありました。企業進出は、雇用の確保や若者の定住促進などさまざまな面で地域の活性化に及ぼす効果は大きいものがございます。特に安富町のような小さな町では、過去に進出された数社の健全な企業は貴重な地域の財産とも言える存在となっていると思われます。そこでお尋ねいたします。

 中国自動車道の福崎−山崎間におけるスマートインターチェンジ設置の研究や姫路北バイパスの北進整備、県の合併支援道路に指定されている東西線である県道宍粟香寺線の改良工事、そして安富南北幹線道路関係の整備や景気の回復傾向などにより、これまで以上に企業進出の環境が整いつつあるのではないかと期待しているところであります。

 道路整備が進めば、安富町や夢前町など姫路市の北部地域を希望される企業もあると確信しているところでございます。50万都市姫路市のさまざまなチャネルを生かした積極的な企業進出に向けての情報収集や営業活動を求めたいと思いますが、具体的な方策についてお示しください。
第4問、農林業の振興についてであります。

 まず1点目の地域特有事務である林業施策のあり方、時代背景と課題について質問いたします。

 安富地区の約90%が山林であり、そのうち、約70%が杉、ヒノキの人工林でございます。森林は、国土の保全、水源涵養や二酸化炭素の削減などのさまざまな公益的機能についての期待が高まるとともに、経済林から環境林としての位置づけへと変化してまいりました。

 そういった中で、国、県におきましては、さまざまな補助事業を積極的に実施されているところでございます。しかし、山林事業、森林の整備は、大変専門性が求められるとともに、専門家が少なくなっているのも現実であります。旧安富町においては、町木をトミス杉とし、古くから植林事業、林道・作業道整備、除間伐、地元木材の有効活用から森林ボランティアの受け入れなど、都市住民との交流事業までさまざまな面で尽力をしてまいりました。

 そして、これまでの長い歴史的経緯から言いますと、町行政と森林組合、各集落にある生産森林組合は、町の森林組合が中核となる中で、この三者が一体となり森林を守り、はぐくんできたところであります。

 また、今年度より、県において県民緑税が新たに導入されました。その使途については、1.災害に強い森づくりのための事業、2.動物と共生する森づくりのための事業、3.県民が行う町並み緑化を支援するための事業、4.その他森林及び都市地域の緑の保全及び再生のための事業となっております。特に平成16年の一連の風水害による洪水や山崩れ、風倒木などの甚大な被害により、森林を初めとする緑を整備することの必要性が改めて強く認識されたところでございます。これより林業施策についての意見を述べ、質問といたします。

 林業施策の専門性を考慮した林務・治山関係職員の充実、研修など人材育成、国、県、公社などの各種施策、事業に関する情報収集や連携協力による施策の早期実施に向けた関係重視、全国的に山の番人としての意味合いが強くなってきている町森林組合との連携、協力関係の重視、市役所本庁から地域事務所までの距離などを考慮し、地域事務所に専門職員配置の継続などを強く求めたいと思います。新市移行後においても、かなりの配慮がなされていると思いますが、地域特有事務として多くの関係住民の関心も強いところでありますので、今後の関係事務に関するお考えをお示しください。

 2点目の農業施策の課題、地産地消と特産化作物(ユズ・白小豆)の支援策について質問いたします。

 安富地域においては、昭和56年に域内すべての圃場整備事業が完了し、近代化を推進してきたところでございますが、従事者の高齢化や後継者不足により、近年、耕作放棄地が増加するなど、林業同様、さらなる振興対策が望まれているところでございます。

 旧安富町時代には、山間棚田を利用したユズ栽培を奨励し、白小豆とともに特産化作物としての支援も行ってきました。ユズの特産化においては、ユズ生産者とJA兵庫西や農業改良普及センターなどの連携と協力により、加工品の商品化、そしてさまざまなチャンネルによる販売ルートの確保など、厳しいながらも着実な歩みが続いているのではないかと思います。また、農事組合法人安富ゆず組合として新たなスタートをされるとともに、ユズ加工所の建設計画も進展しているところであります。

 特に商品は、添加物のない安全安心な食品として地元の消費者にも支持される要素は大きいと思われます。

 今後、姫路市安富町の特産品として、栽培面積の拡大や加工品の生産体制の充実、販売ルートの多角化、そして後継者対策などの課題を解決して、「安富のゆず」としてのブランド化をより強固なものとして確立していかねばならないと思うところでございます。

 また、白小豆においては、品種「白雪・大納言」と称し、安富の大粒の白小豆として契約栽培がされております。和の姫路市をアピールする和菓子の原料であり、地産地消の観点からも増産への期待が膨らんでくるのではないかと思います。

 今後、姫路市の各種広報紙や関係団体及び企業などへの紹介、各種イベントへの参加、テレビ、ラジオなどさまざまなチャネルを通じた販売促進支援を望むところであり、あわせて、JA、農業改良普及センターなど関係機関と協力しながら農業の振興策、活性化への取り組みを進めるべきと期待をいたしているところでございます。

 農業関連施策や安富地域の特産化作物に関する課題、及び今後の振興策についてお考えをお示しください。
第5問、生活排水処理についてであります。

 1点目の安富地区における下水道化についての検討についてお聞きいたします。

 まず、新市建設計画の中で、下水道については普及率100%達成を目指すとなっており、安富地区においては、下水道整備事業における集中処理区域の検討を行うとなっております。

 中心部の安志、長野地区においては、コミュニティープラント事業で下水道化を行い、その他の地域においては、小型合併処理による生活環境整備を進めてきたところであり、合併後も引き続き小型合併処理槽の補助地域として普及推進がなされているところであります。

 一部地域のみが集中処理方式の下水道整備による公的管理が行われ、その他の地域は、小型合併槽による自己管理を行っているところでございます。また、過去の開発団地や分譲マンションにおいても、大型浄化槽による地域住民の管理となっているため、以前より公的管理による処理場への接続要望があるところでございます。
 中長期的な視点で考えたとき、現在の状況がベストであるとは言えないとの声が住民にある現実がございます。今後、合併を機に、住民の意向を十分探りながら調査研究を行い、その意向が反映される方向で政策決定されることを望むところでございます。

 安富地区の下水道整備事業における集中処理区域の検討についてのご所見をお伺いいたします。

 2点目の市内の集中処理場の統廃合についてお聞きいたします。

 コミプラ、農業集落排水事業など集中処理方式による処理場が旧市内はもとより、合併町を含めると相当数に上ると思われます。全国的な課題でもあると思いますが、中長期的に考えたときに、これら施設の統廃合を視野に入れた研究を進める必要があると考えます。各種補助事業の違い、流域下水道との関係などさまざまな課題はあると思いますが、現状をどのようにとらえられているのかお尋ねするとともに、今後の取り組みについてのお考えをお伺いいたします。
第6問、安富中学校の新市における格差是正(武道場・プール)の整備計画についてであります。

 18年度に安富中学校武道場の合併特例債利用による設計予算が計上され、新年度早々からボウリング調査を行い、基本設計、実施設計へと準備を進められていることは、図面も見せていただく中で、よく存じておりました。また、18年度における武道場の設計予算の計上については、さまざまな機会を通じて安富地区住民に周知されているところでもございます。

 新市の一体性の速やかな確立の観点においての格差是正による施策の早期実施は、合併町にとって大変わかりやすい合併のメリットであります。そういった意味において、町内で唯一の中学校における武道場の建設と水泳プールの建設は、旧町の幹部を初め、旧議員や地域審議会の皆さん、そして何よりも合併を強く望んだ多くの町民にとって、注目度と期待が大きいところでございます。

 合併後も男女剣道部がこの広い姫路市大会において優勝し、中播、県大会への出場を果たしました。また、水泳でも、全国大会出場という好成績を上げております。さまざまな背景と期待を十分にご理解いただき、武道場の建設を19年度事業として予算化をされますよう格段の配慮を強く、強く、求めまして、その実施計画年度をお尋ねいたします。

 また、プールの建設は、用地の課題がありますが、何年度までに整備をされるお考えでしょうか。検討への着手は何年度を予定されているのでしょうか、あわせてお尋ねいたします。

 以上、計画年度を明確に示した答弁を求めまして、私のすべての質問を終わります。
○(西田啓一議長)

 休憩前に引き続き会議を再開します。
 川西忠信議員の質問に対する答弁を求めます。
 嵯峨助役。
○(嵯峨 徹助役)(登壇)

 私からは、1項目めの安富ダム以北、鹿ヶ壺周辺の森林浴公園構想についてのうち、安富ダム以北をいやしの里森林浴公園として再整備されたいと、関係施設、関係者の窓口の一本化、体制のあり方につきましてご答弁申し上げます。

 旧安富町におかれましては、鹿ヶ壺周辺における観光・レクリエーション施設の充実や森林の整備に努力されてきたこと、また、森林王国の展開など住民が主体となった地域の活性化を積極的に推進されてきたことは十分承知しているところでございます。

 新姫路市におきましても、これまでの旧安富町での取り組みの成果を踏まえつつ、豊かな森林などの地域資源を活用し、魅力ある地域づくりを推進することが極めて重要であると認識しております。

 そのため、この地域の総合的な整備につきましては、ご提案の趣旨も踏まえながら、今後とも新市建設計画に掲げます播磨の中核都市・姫路のさらなる発展、新市の一体性の健やかな確立、均整と調和のある都市発展及び地域資源の有効活用による活性化という基本戦略に沿って各種事業を選択と集中のもと、積極的に展開してまいりたいと考えております。

 次に、関係施設、関係者の窓口の一本化、体制のあり方につきましては、議員ご指摘のとおり、県指定の名勝「鹿ヶ壺」及びその周辺には、さまざまな施設が存在し、それらの管理方法や関係部局は多岐にわたっておりますが、本市といたしましては、全市的な視野での調整や予算等の事務執行の観点から、本庁の関係部局により所管するほうがより効果的であると考えております。また、管理や事業を円滑に推進するために、必要に応じて関係部局間で協議、調整や情報提供を行うことなど、連携を図っております。

 今後とも、各所管課での取り組みを進めながら、必要に応じて連携を図り、事業推進に努めてまいりたいと考えております。

 なお、安富事務所におきましても、地域審議会の事務局として地域の重点課題であり、新市建設計画でも掲載されております「鹿ヶ壺周辺の整備」について、同審議会の意見や地域の要望等を各部局へ伝達するなど、連絡調整に努めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。
○(西田啓一議長)
 松本教育長。
○(松本健太郎教育長)(登壇)

 私からは、1項目め、安富ダム以北、鹿ヶ壺周辺の森林浴公園構想についてのうち、1点目と4点目、6項目めの格差是正による安富中学校の武道場、プールの整備計画についてお答え申し上げます。

 まず1項目めの1点目、青少年の野外活動、体験学習及び生涯学習としての利活用についてでございますが、学校行事である自然学校、自然教室の場として主に活用をいたしておりますかけ橋などの青少年野外活動センターと一般に開放されておりますグリーンステーション鹿ヶ壺との関連は特にはございません。都市住民との交流を通した地域の活性化という鹿ヶ壺周辺施設は、当初設置された目的にありますような利活用を図ってまいりたいと考えております。

 次に、多面的な支援策についてでございますが、現在、グリーンステーション鹿ヶ壺につきましては、指定管理者のもとで運営をされております。その枠組みの中で施設の維持管理のため必要に応じた施設整備を計画的に行うとともに、市と指定管理者で協議の上、施設の営業努力に努めているところでございます。

 今後とも、市と指定管理者が一体的に利用促進の広報活動を行うなど、可能な範囲で支援を行ってまいりたいと考えております。

 次に、6項目めの1点目、新市の一体性の速やかな確立の観点における整備計画についてでございますが、学校施設の整備につきましては、旧姫路市と合併4町の均衡に配慮しつつ、校舎及び屋内運動場の耐震化を最優先に進めており、安富中学校におきましても、今年度校舎の耐震補強工事を実施いたしております。

 これにより、旧安富町の小・中学校では、すべての校舎で耐震性が確保されましたが、市立学校全体では、今年度末の耐震化率が約70%の見込みであり、現在、平成27年度までに耐震化を完了させることを目標に鋭意取り組んでいるところでございます。

 今後とも、学校施設につきましては、耐震化を優先的に進めながら、各施設の整備状況や新市の一体性の速やかな確立等にも配慮をして、計画的に整備をしてまいりたいと考えております。

 次に、2点目の武道場についてでございますが、安富中学校の武道場、学校では通称格技場とも呼ばれておりますが、この格技場の建設のつきましては、予算との関係もありますが、次年度以降のできる限り早い時期に実施をしてまいりたいと考えております。

 また、プールの整備につきましては、格技場建設後に設置場所を含めて検討をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。
○(西田啓一議長)
 瀧川都市局長。
○(瀧川吉弘都市局長)(登壇)

 私からは、川西議員のご質問中、2点目の安富地域の都市計画区域指定のあり方についてお答えいたします。

 まず、現在の姫路市の都市計画区域の状況を申しますと、合併前のいわゆる旧姫路市全域と旧香寺町の全域は都市計画区域として指定されておりまして、隣接するたつの市、太子町、福崎町とともに広域的な中播都市計画区域を形成しております。一方、旧の夢前町、旧の安富町、旧の家島町の全域については、都市計画区域としては指定されておりません。

 都市計画区域は、都市計画法による都市の健全な発展と秩序ある整備を図る基本的な区域でございます。したがって、土地利用の適切なコントロールを行い、計画的な市街地形成を図っていくためには、都市計画区域の指定を検討していく必要がございます。

 そこで、ご質問の1点目、都市計画区域の指定による県の役割と市の役割についてでございますが、まず、都市計画区域は県が指定いたします。具体的には、県は、広域的な関知から都市計画区域の指定にかかる方針を示し、市は地域の詳細な状況を考慮しながら県に意見を述べていくことになります。

 ちなみに、今年度から3年間で県と市が共同で都市計画区域の検討調査を始めたところでございます。

 次に、2点目の住民説明のスケジュールと具体策についてでございますが、まず、今年度は一般的な都市計画についての勉強会から始めていきたいと考えております。既に一部実施しております。その後、都市計画区域の考え方の整理を行い、来年度には住民説明会を行うなど、意見聴取に努めてまいりたいと考えております。

 3点目の区域指定のパターンについてでございますが、都市計画区域の指定にはいろいろなパターンがありますので、主なものをご説明いたします。

 まず、先ほど申しました都市計画区域に指定されてない、すなわち、区域外の全域または一部の地域に都市計画区域を指定する方法がございます。この場合に、都市計画区域だけを指定するだけのもの、指定した都市計画区域の一部に用途地域を定めるもの、都市計画区域の中を市街化区域と市街化調整区域に区分するものの三つのパターンがございます。それに加えまして、現状のままで都市計画区域を指定しない方法も考えられますので、主なパターンとしては四つのパターンが考えられます。

 これらのパターンについてのメリットやデメリットを精査し、どの選択肢が一番望ましいかを十分に検討してまいりたいと考えております。

 また、指定に係る当面の目標は、平成20年度を予定しております。

 次に、4点目の無指定区域と計画区域指定の差異はについて主なものを申し上げます。

 都市計画区域に指定されますと、建物を建築する場合に都市計画法や建築基準法により、一定の制限を受けることになります。また、道路、公園、下水道などの都市施設を都市計画に定めることができ、それらの計画的、効率的な整備が可能となります。

 固定資産税等につきましては、その評価基準により適正に評価されますので、現時点では、都市計画区域の指定による影響は一概に言えないところでございます。

 いずれにいたしましても、具体的、詳細になりますと非常に煩雑になりますので、作業を進めていく中で明確にしていくことになりますが、あわせまして、住みよいまちづくりを進めるためにはどうあるべきかを十分に議論し、情報公開に努め、住民の皆様との合意形成を図りながら都市計画区域について検討してまいりたいと考えておりますので、何とぞご理解、ご協力賜りますようよろしくお願いいたします。

 以上でございます
○(西田啓一議長)
 本上産業局長。
○(本上博一産業局長)(登壇)

 私からは、3項目めの企業誘致関係についてと、4項目めの農林業振興についてお答えいたします。

 まず、3項目めの企業誘致関係についてのうち、1点目の旧町が関与した工場用地等の土地利用についてでございますが、企業などが自社で所有する工場用地等を今後どのように利活用しようとしているのか、その利用計画や意向は市が企業誘致を行う際の相手企業に提示する候補地情報として重要であり、議員のご指摘のとおり、当該用地を所有する企業に対しましては、適時連絡をとり、最新情報の収集に努めております。

 また、当該企業が工場用地を売却する際には、従前からの経緯を踏まえ、地域住民に不安が生じないように事前の地元説明をしていただくように企業側に協力を求めていきたいと考えております。

 次に、2点目の企業誘致と地域の活性化についてでございますが、現在、本市におきましては、企業誘致推進委員を首都圏及び近畿圏に配置し、製造業関連の上場企業を中心に安富地域を初めとする合併地域の工場用地を含め、市内の工場用地のPRに努めているところでございます。

 なお、安富地域の工場用地のPRに当たりましては、議員お示しのように、自然に恵まれた住環境のよさや中国自動車道などの交通の利便性などを企業側にアピールしているところでございます。

 続きまして、4項目めの農林業振興についてのうち、1点目の地域特有事務である林業施策のあり方、時代背景と課題についてでございますが、林業につきましては、これまで主要な産業として力を注いでこられたもので、また現在では、森林の公益的機能を補てんするという観点からも、山林事業の継続、推進が求められていることは認識しているところでございます。

 ご指摘のとおり、山林事業の実施に際しましては、高い専門性が必要とされるため、今後とも、事業実施のための体制づくりや、各種研修を活用し、職員の資質向上に努めてまいりたいと考えております。

 また、林業施策につきましては、国や県の施策に負うところが大きく、国や県では、さまざまな事業も創設されているところでございます。そのため、新規事業にかかわる情報収集や既存事業の実施が円滑に行われるよう国や県との連携、協力を図ってまいりたいと考えております。

 また、森林行政につきましては、専門的知識を有し、地元山林に精通されている森林組合が重要や役割を果たしてこられましたが、今後とも担い手として一層の連携、協力を図ってまいります。

 地域事務所における職員につきましても、集中豪雨や台風による被災などには迅速な復旧対応が必要であり、職員の配置に留意してまいりたいと考えております。

 次に、2点目の農業施策の課題、地産地消と特産化作物の支援策についてでございますが、安富町のユズ、白小豆は、お示しのとおり、加工品、和菓子の原材料として広く利用され、特産化作物として定着してきております。これらの作物の生産振興を図るため、今年度は、JA兵庫西に委託して、生産者への栽培技術指導等を行っており、ユズの加工施設の整備計画につきましても支援を行っているところでございます。

 また、農産物の特産化につきましては、ご指摘の課題があると認識しておりますが、まずはこれら作物を広くアピールすることが重要であると考えております。

 今後もパンフレットの作成、配布を行うとともに、農林漁業祭りなど各種イベントに出店していただくなど、そのPRに努めてまいりたいと考えております。

 また、現在、姫路の農産物ブランド化を進めておりますが、こうした取り組みとあわせ、JAや農業改良普及センター等関係機関と協力し、特産化作物の振興を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。
○(西田啓一議長)
 黒田下水道局長。
○(黒田 覚下水道局長)(登壇)

 私からは、5項目め、生活排水処理関係についてお答えいたします。

 1点目の安富町地域の下水道整備における下水道方式等の検討についてでございますが、本市の生活排水処理については、公共下水道、コミュニティープラント、農業・漁業集落排水、及び合併浄化槽の四つの事業手法により生活排水処理率100%を目指して整備を進めており、合併後、平成17年度末の新市全体の生活排水処理率は96.0%となってございます。

 このうち、安富町においては、コミュニティープラントと合併浄化槽の二つの手法により生活排水処理を進め、コミュニティープラントで28.2%、合併浄化槽で59.8%、合わせて88%の処理率となっております。

 しかしながら、安富町地域の生活排水処理については、他の地域に比較して合併浄化槽による個別処理の占める割合が高いことから、新市建設計画の具体的事業に安富地区の集中処理区域の検討が上げられております。また、このたび安富地域審議会から、下水道普及率100%を目指すべく全町的な整備計画の検討、策定の早期着手を望むとの答申がございました。

 これらを踏まえて、安富町地域の下水道整備については、当面現行事業を推進しながらも、合併浄化槽区域の集中処理化の可否及び現コミュニティープラント施設を含めて揖保川流域下水道への接続の可否について他の地域とのバランスも考慮しながら調査、検討を行ってまいりたいと考えております。

 ただ、これにつきましては、住民の新たな費用負担も伴うこととなるため、生活排水処理に関する住民の意向も踏まえ、慎重に進めてまいりたいと考えております。

 次に、2点目の市内集中処理場の統廃合につきまして、現在、市が管理する処理場は、公共下水道7ヵ所、コミュニティープラント9ヵ所、農業・漁業集落排水施設27ヵ所の合計43ヵ所と多数に上っております。議員ご指摘のように、中長期的に見ると、事業制度の違いや会計が異なる等さまざまな課題がございます。今後、ストックマネジメントの考え方を取り入れた処理場管理の重要性がますます高まると考えられることから、将来に向けての課題として研究してまいりたいと考えてございます。

 以上でございます。
○(西田啓一議長)
 以上でご発言は終わりました。
 これで質疑並びに一般質問を終了します。



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